「美」を生み出すために。 丹念に仕上げられた一枚の染めものを手にするとき、だれもが、そこにあふれんばかりの 「美」の呼吸を感じるはず。 古典の装いでありながら、古さを感じさせない、 現代に息づく本物の美。 美しいものに対する憧れは今も昔も同じです。 だからこそ、最高の「美」と出合い、追求すること−それがきものをはじめとした現代の装いを 考えていくうえで、大切な鍵であると、私たちは考えます。 染型技術を通して、豊かな感性を磨き、創造へのチャレンジを展開する谷口染型工房の クリエイターたち。 今、伝統に新しい息吹を与えて、次代の可能性を広げます。 |
創造技術に挑戦する。 今や「染型」は単なる伝統技術ではありません。 近年、コンピュータの導入により、一層の効率化・迅速化が実現。 谷口染型工房は、共同出資による別会社、「プンタテクニカ」を設立し、トレースシステム“CATS”を完成させることによって、染型の新しい境地を開くことができました。 「つねに先取の精神で、よりよい品質をめざす」 というのが、モットー。 だからこそ、一人ひとりがひたむきにトライして「技の呼吸」を のみ込んでほしい。 わが社は、自らの活躍のステージを無限に広げていくことができる、行動力ある人材の育成をめざします。 |
出合いの喜び出を知る。 きものをはじめ、さまざまな美しいプリントパターンの完成にかかせない、「染型」。 人々の豊かな衣生活や住生活を根底で支えているのが、私たちの技術だと自負しでいます。発想の基本は、人間性。 図案を考え、イメージを膨らませる想像力も、スクリーンというひとつのカタチにつくり上げる感性も、日々の「出合い」や「ふれあい」から育つものだと思います。 社内はコミュニケーションを大切にした、個性あふれるアイデアや情報の交換の場。ともに触発しあって、 各人の能力を最大限に発揮できる環境づくりに取り組んでいます。 |
あでやかな意匠が凝らされた染色の美、きもの。 その一枚の衣の華がつくられるまでに は、いくつもの高度な技が駆使されます。 なかでも「染型」は意匠の良し悪しを決める重要な工程。 もとになるデザインを素材の布地に映し込むためにかかせない技術です。 「染型」の伝統技法を原点に、「美」の創造へ、たゆみない挑戦を続けているのが、谷口染型工房。 きものだけではなく、洋服のプリント地やインテリアファプリックなど、幅広いフィールドでの実績を重ねながら、業界でのクリエイティブリーダー的存在として、日々、先進技術の研究・開発にカを注いでいます。 伝統から生まれる現代、現代から再生される伝統−だからこそ谷口染型工房は、つねに新しい時代空気を呼吸してゆきます。 |
古来よりきもの製作の一工程であった「染型」という技術も、時代のニーズとともに発展し、多様化されてきました。 先人が育て上げた技を守り、次代に引き継いでいくという重要な使命を果たす一方で、未来をみつめるわが社は、いち早くコンピュータを導入。 染型技術のシステム化を進めてきました。 また、これらの試みを広く同・異業種交流の場において提案。 業界のパイオニア的活動を展開しています。 |
会社概要 | |
明治40年 | 谷口清吉(現社長の祖父)が、京都市中京区壬生松原町にて友禅型彫業を営む |
昭和41年 | 谷口喜久二郎(現社長の父)が、京都市中京区壬生相合町に作業場を移す |
昭和49年 | 現社長(昭和27年生まれ)が先代より引き継ぐ |
昭和55年 |
作業場を現在の地に移し、谷口染型工房とする スクリーン型(写真型)の製作をはじめる |
昭和62年 |
社名を株式会社谷口染型工房とする 現社長が京都染型協同組合の理事に選任される |
平成 3年 | コンピューターによる画像処理システムを導入 |
平成 9年 |
現社長が通商産業省より京友禅彫刻部門の伝統工芸士に認定される コンピューターによる当社作成デザインのデジタル販売を開始する |
平成11年 |
現社長が京都染型協同組合の理事長に選任される ホームページでデジタルデータ販売を開始する |
e-mail | :kyoto@somegata.com |
所在地 | :〒615-8282 京都市西京区松尾大利町20-84 |
電話 | :075-392-7815 |
FAX | :075-392-7826 |